
長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!
我が家では、晩ごはんの支度は基本的に僕がしています。講演などでは会場がここで一瞬「えっ…」といった感じになります。
そして、さあ、驚いてください。
結婚してから今まで、妻の手料理はほとんど食べたことがありません。そして子どもたちはおふくろの味ならぬ、オヤジの味で育っています!
ええーっ!!
理由をよく問われるのですがその理由は実に単純で、得意な方が得意なことをする、それに尽きます。
僕は料理が好きで得意、妻はあまり料理が好きでない。
まあ、得意といってもそんな威張れるようなものを作っているわけではなく、好きこそものの上手なれ、やはり美味しいものを作りたいと思って作るのとそうでないのとでは出来は違いますよね。
さて、そんな僕ですが料理はできるだけ子どもたちと作りたいと思っています。料理ができる男はモテる!だろう…という思いもなくはないのですが、やはり食というものは生物が生きていく上で最も重要なことでして、料理くらいできるようになって欲しいという思いがあります。
我が家では幼児期から包丁を持たせるようにしています。まずはペティナイフできゅうりとかプチトマトとか比較的柔らかい野菜から。
危ないと思われる人も多いかと思いますが、こちらが手を添えてやっていれば手を切ることはないし、やはり多少の怪我をして刃物の危険性を覚えていくものだと思っています。子ども用の安全性の高いはさみばかり使っていると普通のはさみで手を切るようになる。だから、多少の怪我は織り込み済みで包丁を持たせています。
そして料理を一緒にしていると、食材にも興味が湧くようになります。
野菜や魚の種類に関心を持ち、肉の種類や部位によって味わいが変わることを覚えます。そうすると味に興味が湧いてくるのです。つまり、美味いか不味いかだけだったものが、しょっぱい、酸っぱい、甘い、辛い、脂っぽい、あっさり、そして香りまで。
ウチの子どもたちが好きなのは餃子やピザ作りです。餃子の餡や生地をこねるのは楽しい。そしてここでのポイントは、過程をすべて一緒にやることです。餃子の餡作りにしても、そこに一体どんな食材を入れるのかも見たり手伝ったりしてもらいます。何と何が混ざって餡ができるのかを見てもらうのです。作る前の素材を知っていると、完成した料理に感動が生まれます。あの野菜や肉が混ざって皮に包まれ焼かれるととこんなに美味しくなるのかと!!
そう、ミスター味っ子で味皇が味に感動し過ぎて巨大化し大阪城を壊すのもなんとなく理解できるというわけです(古過ぎて知らない人はごめんなさい)。