
(長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!)
前回は料理を一緒にやることの楽しさについて語りました。今回はその続きです。
さらに子どもたちを料理作りに思いっ切り惹きつけるのはなんといってもつまみ食い、じゃなくて味見。スプーン一杯の味見のはずが僕の知らないうちに小皿に入れてもりもり食べているところを見たときにはさすがにキムタクよろしく「ちょ、待てよ」と言いたくなりますが、やはりつまみ食いは楽しい。みんなより先に食べてしまうというほんの少しの背徳感というスパイス。
そしてこの辺りで、一緒に料理やるのは良いんだけどねえ、とみなさんの心の声が聞こえてきました。
そう!そうは言っても子どもたちに料理を手伝ってもらうのは大変です。何が大変って、しっちゃかめっちゃかになるのです。
こぼす、ちらかす、飽きる、遊ぶ。そしてこの間なんかは長男と一緒にハンバーグ作っていたら、ハンバーグが空中を舞いました。いやね、空気抜きしていてキャッチを失敗してぴょーんと飛んでっちゃったらしいんですよ。なぜそうなる。
…うむ、やっぱり時間的に余裕がないと難しいですね。時間がないときにハンバーグなんかが空を飛ぼうものなら・・・きゃー!想像しただけでゾッとする。でも子育てで一番大切なことって、やっぱり親自身がイライラしないことだと思うわけですよ。だったら手伝ってもらわない方がいいじゃない!と思われるかもしれませんが、前回から書いているように、料理は一緒にやりたい。じゃあどうすればいいか。
僕自身は、子どもとはそういうものだ、と思うようにしています。理路整然と完璧な手順でやれるわけがない、最初から最後まで飽きずにやりきれるわけがない、と。そう思っていれば子どもが飽きてきても、「やめてもいいよ。お父さんがやるからさ」と言ってさらりと受け流せる。やらせようとすればするほど、こちらもイライラしちゃうし、子どもにとってもつまらない作業になってしまう。
それからやっぱり手伝ってもらうときは、前述したように自身に時間的余裕があるとき。もしくは、一緒に料理をするために、その他の家事や仕事の段取りをしっかりとして、積極的に時間を作る。
親のゆとりは子どものゆとりじゃないかなー、なんて思う今日この頃。
でも辛抱強く一緒になってやっていると確実にスキルアップします。三年生になったばかりの長男は、結構な戦力になってきていて、サラダ作りなんかお願いするとぱぱーっと野菜切って盛り付けて、ドレッシングまで自分で作ってくれます。
でも、仕事から帰ってきたら長男が家族の晩ごはんを作って待ってくれていたらなあ、とは思わない。だって自分で料理するのは楽しいもの。子どもに全部やらせるなんてもったいない。