2024年10月02日

子とともに ゆう&ゆう2017年10月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年10月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 突然ですが、告白します。実は、我が家には、テレビがありません。テレビを見ないのではなく、受像機そのものがありません。元々は結婚してアパートで二人暮らしになったときにあまりにもお金がなくて買えなかっただけなのですが、ないならないで割と苦にならないもので、子どもが生まれてからも今日にいたるまでテレビのない生活を送っています。
 「そんな!子どもがかわいそう!」なんて声が聞こえてきそうですが、子どもたちにとってはテレビがないのが当たり前になっていますし(生まれてからずっとだし)、そもそも映像に一切触れさせないというわけではなく、一定のルールを決めてデジタルデバイスで動画を見せたりはしています。だから、テレビが欲しいとは言われたことがありません。ただ長男がまだ4歳くらいのとき、「おばあちゃんのお家にはテレビがあるんだぞ」と友達に自慢していたのには笑ってしまいました。また、今時の子どもよろしく某スイッチは欲しい欲しいと言っています。
 さて自分自身、もともと超テレビっ子でテレビが面白いのも十分分かっているのですが、見ない生活となって分かりました。テレビって面白すぎて、自分が見たくて見ているのか、見たくもないのに見ちゃっているのかがよく分からなくなっちゃうんですよね。見ようと思っていなかった番組も冒頭5分を見てしまったら知らず知らずの内に1時間も見てしまっていた、なんてことが昔はしょっちゅうありました。今ではオンデマンドで見ることができるようになってきていますし、それであれば自分の見たい番組だけを見ることができますので、より一層テレビがなくても大丈夫な生活になりました。
 またテレビがないと、家族の会話が増えて、晩ごはん時なんて非常にエキサイティングなものになります。僕と妻が会話していても、子どもたちが当然割って入ってきて、しかも一人だけじゃなくてしゃべれない四男以外全員が「ねえねえ、聞いて!」と言ってくるから聖徳太子じゃないと聞き取れない状況になるし、さらに他の兄弟に負けないようにと一人一人がだんだん大きな声になってくるし、そうこうしている内に誰かがみそ汁をひっくり返すし、その処理をしていたら今度は四男がご飯をわしづかみにしているし、三男はなぜか踊りだすしで上を下への大騒ぎとはまさにこのことです。
 そしてこれ、毎日です。どうです?エキサイティングでしょう。
 みなさんもテレビは不要だと思えて・・・きませんよねえ。
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2022年09月16日

子とともに ゆう&ゆう 2017年9月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年9月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 僕が所属するNPO法人ファザーリング・ジャパンでは東日本大震災以来、東北の被災した保育園等へ絵本の読み聞かせ(僕らは絵本ライブと言っています)に何度となく行っています。子どもたちに笑ってほしい、そういう気持ちでずっと続けてきています。
 そして今年の5月にも岩手県の釜石市と大槌町に行ってきました。三男と三泊四日の二人旅です(現地では仲間と合流しますが)。三男を連れていくのは、できるだけ子どもにも東北の様子を知ってほしいという想いと、子ども4人を妻に押し付けて出ていくわけにはいかないという想いからです。過去にも、長男、次男も岩手に連れていきました。
 さて、三歳児との二人旅。実は、我が家では3歳になったら父と二人で旅に行くという決まりになっており、今回はまさにそれを兼ねる旅でした。
 三男にとっては初めての飛行機。何日も前から「今日ひこうきのる?今日ひこうきのる?」と嬉しそうに聞いてきていました。
 そして当日。空港に到着して、目の前に大きな飛行機があるのを見て大興奮。その嬉しい気持ちのまま飛行機に乗ることができ、飛行機の中でも怖くて泣いてしまうとかそうしたトラブルもなく、快適に空の旅が終わりました。ネタが欲しい僕にとっては、スムーズ過ぎて物足りませんでした。
 次はレンタカーです。レンタカーでおよそ2時間、きっと「たいくつー!ひまー!」「おしっこー!」と様々なトラブルが起こるだろうと思ったら、すぐに寝てしまい、ずっと寝たまま釜石に到着。ネタが欲しい僕にとっては、スムーズ過ぎて物足りませんでした。
 ホテルにチェックインして荷物を置いたら今度は晩ごはんを食べにでかけました。さすがにごはん屋さんでは、なにかやってくれるだろうと期待したのですが、割と落ち着いて食べてくれる・・・。まあ、多少は落ち着きなくお店の廊下に出たり入ったりということはありましたが、食べ物を床にひっくり返すとか飲み物をぶちまけるとか店員さんの呼び出しボタンを連打するとか、そういったことはなく、僕ものんびりとビールを飲むことができました。ネタが欲しい僕にとっては、スムーズ過ぎて物足りませんでした。
 しかし、その晩・・・。だんだんホームシックになってきた三男は「おうちにかえりたい」「おかーさんは?」とつぶやくように。あー、この後大泣きするパターンだなと思いながら「大丈夫だよ。ほら、お父さんと寝よ」となだめていたら、そのままお互い眠ってしまい、朝に。スムーズ・・・。
 その後も東京から来た仲間たちと合流して、いくつか保育園を回り絵本ライブをしっかり成功させ、三男も行く先々の保育園で先生方によくしてもらったり、現地の子どもたちと遊んだりして、本当に楽しい楽しいスムーズな旅となりました。
 そしてこれほどまでにスムーズさを恨んだ旅もありませんでした・・・。
 あ、でもこれを読んでくれている、みなさん。ここに書いたようお父さんと子どもだけの旅って意外と大変じゃありませんよ。父子旅行、おすすめです。

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2021年12月28日

子とともに ゆう&ゆう 2017年8月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年8月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 今回のお話は、少なくともお食事の後に呼んでください。食事の直前、もしくは食事をしながらなんていうのはもってのほかです。そういう内容なんです。それではどうぞ。
 乳幼児期の子育てで大変なのが、排せつについてです。いわゆるトイレトレーニング。一般的に2,3歳になるとオムツを外せるようにしていくと思うのですが、なかなか大人の思い通りにいきません。そこで我が家のこれまでの排せつにまつわる苦労話を。
 まず長男のときのはなし。長男は本当によくおねしょをしました。夜寝ていると隣から、じょじょじょじょーと大量の水をホースでまいたかのような音が。まさに寝耳に水です。そしてそのたびに起きて、着替えさせて、布団にとりあえずバスタオルを被せてまた寝る、なんてことをよくしていました。特に第一子だったので、子育ては定説通りに進めるもんだと思っていた節もあって、どうしておねしょをしちゃうんだろう?なんて少し悩んだりもしました。とにかくなんとかオムツを外してやろうと意気込み過ぎていました。もう少し楽に考えればよかった。結局すぐにおねしょなんてしなくなったわけだし。
 次男に関しては、これがまた驚きでおねしょを一度もしたことがありません。親も格別一生懸命トイレトレーニングをしたわけでもなく、オムツが自然と外れました。長男のときの経験からあんまりオムツ外しに躍起にならなかったのが却ってよかったのかもしれません。しかし、次男の場合うんちが大変でした。おねしょで苦戦した長男は、うんちはすぐにトイレでできるようになったのですが、次男はいつまで経ってもトイレでうんちをするのを嫌がり、うんちになるとすかさずオムツを履いて、部屋のすみっこやクローゼットの中に入ってうんちをしていました。そうやってこっそり隠れてしようとするのはある意味小動物のようで可愛らしかったのですが、やはり拭くのが…。小さいうちはまだ良かったのですが、次男は結局年長クラスまでオムツでうんちをしており、体が大きくなれば出てくるモノも大きくなるわけで、それがお尻にべっとり…(冒頭に忠告していましたからね!)。とはいえ、いつまでもオムツということもなく、あるときキャンプ場のトイレですることができてからは、きちんとトイレでできるようになりました。
 そして現在進行形の三男。起きている間とお昼寝中はオムツじゃなくても大丈夫ですが、やはり夜はオムツが必須。そしてうんちもやっぱりオムツ。そんな三男について先日、保育園の先生が笑いながらとんでもない話を聞かせてくれました。
 「園庭でうんちしちゃったんですよ。いえいえ、おもらしじゃないんです。草葉の陰に隠れて、こっそりお尻を出してして『して』いたんです。前代未聞です」
 もう笑うしかない。
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2021年02月16日

子とともに ゆう&ゆう 2017年7月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年7月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 我が家では春くらいからキャンプに本当によく出かけます。予定のない連休はまずキャンプに行っていると言っても過言ではないくらい。そもそもキャンプに行くようになったきっかけについては昨年の8月号に書きました。そして現在、キャンプによくでかけるのには大きく二つ理由があります。
 一つ目は費用が安いこと。ホテル泊なんかをすると人数分料金がかかってしまうため、子ども割引をしてもらったとしても我が家のように子どもが多いとどうしても割高になってしまいます。そしてどこかに遊びに行けば大抵テーマパークなりなんらかの有料施設に行くことになるわけですが、そこでもやはり人数分お金がかかってしまう。さらにさらに食事を取るにしても外食になるわけで、そこでもまた費用が。しかも男子四人です。今はまだ乳幼児がいるので良いのですが全員が小学生に上がったら、外食なんか清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要になります。
しかし!キャンプは違います。ほとんどのキャンプ場は、サイト料といって、一定の区画の利用料金で済みます(大体数千円)。また人数に対して料金がかかることもありますが、大体一人数百円から千円程度。食事だって現地で作るわけですから自宅で食べるのと費用は変わりません。ウチのように人数が多い家族にとってキャンプは最高にリーズナブルな遊びなんです。
 そして二つ目の理由。これが最大の理由なんですが、それは子どもたちを自由にさせてあげられること。なんでも触る、すぐ走る、大きい声で叫ぶというショッピングセンターでやってほしくない行為トップ3をすべて揃えた子どもたちを連れて買い物なんてもってのほかで、近所の公園に行っても手洗い場で遊びだしたり、入ってはいけない池に入ろうとしたりで、それはまあ落ち着かない。かと言って家の中にいれば溢れだす子どもエネルギーが行き場を失って兄弟ゲンカが勃発しそれに伴って家の中のなにかが壊れます。しかも壁紙とか網戸とか障子とかソファーとか赤ちゃんベッドとか修繕しにくいものがターゲットにされます。元気なのは喜ばしいのですが、いかんせん家は狭すぎるのです。スモールライトがあれば子どもたちを小さくして家の中で大暴れさせてやれるのになあ、と夢想してしまうほどです。
 そう考えたときに一番良いのが自然の中に連れ出すことなんです。キャンプ場では、本当に自由に遊ばせてやれます。車の通りもなく、広いキャンプ場なら走り回っても大丈夫。
 うん、泥だらけの格好のままテントに入っちゃっても構わ・・・って、ちょっとそれはやめてください。

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posted by おすし at 10:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月08日

子とともに ゆう&ゆう 2017年6月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年6月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 先日次男の通う保育園の卒園式がありました。元気に大きく育ってくれた喜びと、少しずつ幼さがなくなっていく寂しさを実感する日でした。いや、させられる日でした。卒園式は積極的に保護者の涙を誘ってくるんですよね・・・。子どもたち全員で思い出を暗唱し、保育園さようならと歌い、そして子どもたちが保護者に手紙を渡す。全米が泣いたと告知される映画並みに泣かせるシーンが怒涛のごとく続き、会場のいたるところから鼻水をすする音が。もうママたちなんて始まる前から目がうるうるしていました。もちろん僕も例外なくほろりと泣いてしまい、まんまと子どもたちに泣かされてしまったわけです。頼むからこんなおじさんを泣かせないでください。
 そしてその日の晩は、長男の通う学童クラブの卒所を祝う会でした。ただこちらは別れを惜しむというよりは、ばか騒ぎをして送り出すという会。卒所する家庭はなぜか親子で二人羽織(親は顔だけを出し、子どもは手だけを出してケーキを食べる)をやるという謎でくだらない(くだらない事大好きです!ほめてます!)伝統があり、さらに卒所家庭同士が一緒になって出し物もやります。出し物は毎年流行りものをやることが多く、今年の流行りものといえば多くの方が予想できるかと思いますが、果物にペンを突き刺す踊りと夫婦を超える踊りを、それぞれコスプレをして披露してくれました。子どもたちも大人たちも大笑いでした。こういう風に笑ってお別れするのもいいですね。
 ところで卒園式などフォーラムな場での子どもの衣装ですが、男ばかりならおさがりが使えて便利でしょ?とみなさんは思われるかもしれません。しかし実際は長男ですが、1年生の時から今に至るまでかなり背が高く、次男との体格差がありすぎて今回は長男のときのブレザーを着せられませんでした。しかし、子どもが多いとママ友たちが「大変でしょう」なんて言っておさがりをたくさんくれるんですよね〜。今回の卒園式衣装も例外ではなく、長男の同級生が来ていたブレザーをいただくことになり、わざわざ買わなくてすみました。いやあ、やはり持つべきものは友達ですね。
 さて、こうして節目節目のイベントを経験するごとにつくづく思うのは、子育てっていうのは本当に期間限定なんだなということ。保育園に通うのもあと6年で終わってしまうのかと思うとなんだか寂しい気持ちになります。あ、「6年『も』でしょ!」というツッコミが聞こえてきました。いやいや、今を生きる子どもたちを見ていられるのはまさに今だけ。しっかりと成長を目に焼き付けておきたいなと思います。
 え、5人目を産めばいいじゃないかって!?
 ・・・妻に相談しておきます。
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2020年03月17日

子とともに ゆう&ゆう 2017年5月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年5月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります!
 今回は我が家でも特に夫婦の家事分担について触れてみたいと思います。あくまで父親の子育てにフォーカスした日記ですので、これまでについても僕と子どもの関わり合いについてばかりを綴ってきましたが、もちろん僕一人で子育てや家事をすべてこなすことなど無理でして実際には夫婦で協力して行っています。我が家では役割分担をほとんど決めておらず(料理のみ僕が担当。詳細は28年度5月号をご参照ください)、気付いた方がやるというスタンスです。
 例えば洗濯。毎晩お風呂に入ると全員の一日の洗濯物が集まるのでそのタイミングで洗濯機を回すのですが、基本的に先にお風呂から出た方がやります。つまり、先に出た人は後からお風呂に入った人の洗濯物を回収して、洗濯機を回す。干したり畳んだりするのは二人でやることも多いです。そんなときは二人で今日あった出来事など会話をしながらやります。パパ向けの講演などをしていると、夫婦で一緒にやると必ず干し方や畳み方についてママからダメ出しされちゃうなんて話をよく聞きますが、ウチはそれぞれがそれぞれのやり方でやっています。育った環境が違えばやり方も違って当然で妻には妻の、僕には僕のやり方がありますし、なによりもそこでいちいち揉めているとそのモヤモヤが子どもたちに乗り移り、子ども同士がケンカを始め、最初は言い合いだったのが段々とおもちゃが空を飛び交うようになり、一瞬にして阿鼻叫喚の地獄絵図…、間違いなく家事どころじゃなくなることは想像に難くありません。ただ、紙おむつを間違えて一緒に洗濯しちゃったときは怒られました。そりゃそうだ。
 掃除もそうです。汚いな、と思った人が思ったところを掃除する。誰がどこを掃除するとか決まりがありません。それでどうしてそういうやり方でうまくいくのかなと考えてみると、やはり僕も妻も家事に対して当事者意識があるからじゃないかなと思います。洗濯にしても掃除にしても自分がやらなければいけないことだと思っている。だから妻が洗濯をしてくれればありがたいと思いますし、片方に家事の負担が偏ってはいけないなと思うわけです。
 各家庭によって仕事だったり子育て以外にも色々やらなければいけないことなどがあったりして、夫婦の家事分担のちょうどよい割合は様々だと思いますが、やはり男も家事や子育てに対して当事者意識をしっかりと持つべきだと思うんですよね。その意識があるからこそ、やってくれた相手に対して感謝の気持ちも自然と芽生えるんじゃないかと。
 ところで、講演などいろいろな方にお話をしていると、夫婦喧嘩なんかしないんでしょう?とよく聞かれます。そんなときはこう答えています。
 「子どもが一人増える毎に夫婦喧嘩は少なくなっていますね。夫婦喧嘩まで手が回らない」
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2019年03月26日

子とともに ゆう&ゆう 2017年4月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年4月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男3歳(1月で3歳になりました)、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、今回は小学3年生男子の生態(ただし、ウチの子に限る)について観察報告させていただきます。
 まず、声が大きいです。非常に大きいです。お風呂場でのんきに歌なんか歌っちゃったりするわけですが、外に聞こえています。また、三男四男がお昼寝しているときに限って叫びます。でも、元気なので良しとします。
 そして決して衛生的ではありません。基本的に手はズボンで拭きます。口は袖で拭きます。親の教育的指導も虚しく、「ハンカチで拭きなさい」という言葉だけが宙に浮いています。でも、お尻はさすがに紙で拭きます。たまに拭き残しがあるようです。
 基本的に勉強が嫌いです。勉強は大事だと言っても、別に「勉強なんかできなくても困らん」と言い返します。なので「今、君はマンガのワンピースが好きだろ。それは勉強をして難しい話が分かるようになったからワンピースの話が楽しいと思うんだよ。弟たちはまだ字も読めないし難しい話だと意味が分からないからワンピースを楽しいとは思えなくて、絵本が中心になっているんだよ。絵本にも楽しい話はたくさんあるけれど基本的に読み聞かせてもらわなくちゃいけない。でも君はいつでも好きな時に自分でワンピースのマンガを読むことができる。それに、これはなんでもそうなんだけど難しくて複雑であればあるほど楽しいものなんだよ。じゃんけんより、あっちむいてホイの方が楽しいだろ。ただのすごろくより、色々なルールのあるボードゲームの方が楽しいだろ。勉強ってのは、難しくて複雑で楽しいことをできるようにするためのものなんだよ。つまり、ギアサードからギアフォースへの架け橋なんだよ」と言って煙に巻いてやるととりあえず分かったような顔をして一応その場では勉強をします。ただ、勉強が面倒くさいことには変わりないようです。
 弟たちにいじわるをすることも多々ありますが、やさしく面倒を見てくれることもあります。弟たちと一緒にお風呂に入って出てくると三男の体を拭いて服を着させてやることがありました。またあるとき三男が「おかーさん、抱っこして抱っこして!」と泣き叫んでいたときにチラッと僕の顔をみて、今からかっこいいところを見せてやろうと言わんばかりの顔で「ほら、泣かないで。俺が抱っこしてあげるよ」と三男に優しく語りかけたこともありました。ただ、その時は「いやだ、おかーさんがいい!」と言われることを想定していたようで「うん!」と言われたときには「俺でいいんかい!」とよく分からない突っ込みをしていました。
 またあるときことわざについて話をしていたときに「猿も木から落ちる」の意味を聞いたら、「ツルツルしている木があって、その木は猿も滑って落ちちゃうってこと」と植物のサルスベリの解説を聞かされたり、「明後日の昨日の昨日のバージョンってなんて言うんだっけ」(注:一昨日のことだと思われる)なんて不思議な質問をされたこともありました。
 小学3年生男子の生態(ただし、ウチの子に限る)は大変興味深いものなので引き続き観察を続けたいと思います。

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2019年02月25日

子とともに ゆう&ゆう2017年3月号!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年3月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、今回は前回のつづきです。
 さて、楽しい楽しい(皮肉です)新幹線の移動が終わっても電車旅はまだ続きます。東京は交通網が発達しているのは良いのですが、誠にややこしい。そもそも目的地の最寄り駅がいくつかあるし、乗換方法の選択肢が豊富すぎてどのルートで行ったら良いのかがさっと判断できません。現代だからこそスマホのアプリなどで乗換検索できますが、スマホがなかったら絶対に東京砂漠で遭難していました。ましてや子連れで、券売機の上にある路線図をじっと眺めてなんかいた日には、子どもともはぐれていたことでしょう。スマホ様様です。
 そして電車の乗換が多いのも子連れ(特に2,3歳児!)には大変!ベビーカーを畳んだり広げたりが多くなるし、ベビーカーに座らせようとしても頑なに固辞するし、走らないように言っても走るし、ホームで寝そべるし…。もうそういう時は強制抱っこ、捕縛するわけですが、暴れて脱出、「だったら走らないでね」「うん」というやりとりがあってもすぐに忘れて同じことの繰り返し。魔の二歳児とはよく言ったものです。ん?ウチの子だけか?
 さて、そんな三男をうまくなだめながらなんとか目的地に到着して、NPO法人ファザーリング・ジャパンの10周年記念式典に家族で参加。「父親であることを楽しもう」がコンセプトのNPOだけあって、参加しているお父さんたちみんなが子どもたちのことを構ってくれました。また先輩パパたちから「男の子四人か〜。めちゃくちゃ食費がかかるぞ!一升炊きでは間に合わんから!!」なんて脅しともいえるありがたいアドバイスをいただきました。今から貯米しておこうかしら。
 そしてその翌日。せっかく東京に来たんだから東京にしかないところで遊んでから帰ろうということで、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました(正確には東京ではありませんが)。実は僕、藤子・F・不二雄全集を購入したいと思うほど藤子・F・不二雄先生が大好きです。毎月読んでくださっている方はもうお分かりだと思いますが、マンガが大好きでして、その原点ともいえるのがドラえもんであり、パーマンであり、おばQであり、キテレツ大百科なのです。というわけでここからは、おすすめ藤子・F・不二雄作品を紹介していきたいと思います。・・・と思いましたが、こういうことをやるとおそらくボツにされるのでやめておきます。
 まあ僕の要望で藤子・F・不二雄ミュージアムに行っちゃったわけですが、やはり親が好きだと子どもも好きになるわけで、子どもたちも実物大のもしもボックスとか、ピースケとか、綺麗なジャイアンとかを見て楽しそうにしていました(知らない人ごめんなさい)。
 ところで帰りの新幹線もかなりハードだったわけですが、その様子はデジャヴと思えるほど行きと同じですので、先月号を読んで想像してください。
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posted by おすし at 12:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

子とともに ゆう&ゆう2017年2月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年2月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男6歳(11月で6歳になりました)、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります。
 さて、先日ですがとある式典に出席しなければならないため家族で東京まで行ってきました(私は名古屋在住です)。車で行った方が楽なのは分かっていたのですが、時間の都合でどうしても新幹線で行かねばならず、ある意味仕方なく新幹線に乗りました。そう、盆と正月を乗せて・・・。
 まず、切符を買う時点で相当悩みました。ルール上、未就学児は大人一人につき二人まで切符が不要なので妻と自分と長男の分だけで乗れるのですが、三人掛けの席に6人で一時間半・・・。無理無理無理無理!
 というわけで四人分切符を買ってボックス席にできるようにしました。これなら二人掛けの席に三人座ればいいし、場合によっては真ん中に一人立たせられる。
 そして、新幹線の出発時刻が非常に心配だったので1時間程度余裕を持って家を出たのですが、案の定車の乗り降りで手間取ったり三男が暴走したりして結局名古屋駅に到着したのが出発時刻の20分前。予定の電車に乗り遅れた場合、自分ひとりなら別の電車に乗れば済むのですが、四人分の席はさすがに空いているはずもなく、冷や汗ものでした。
 しかし親のそんな焦りなど知らない三男は新幹線を見て大興奮。やったーやったーと飛び跳ねて喜んでいました。この嬉しい気持ちが長続きしてくれればいいのですが、絶対に新幹線内で退屈するに決まっている…。なので駅の売店で時間稼ぎの必須アイテム、お菓子を購入して、予定通りの新幹線に乗車しました。
 車窓から見える景色を望みながらお菓子を楽しく食べる。そんな平和な時間はすぐに過ぎ去りました。そりゃお菓子だけでは間が持たんわな。
 「ひーま!ひーま!たーいくつ!たーいくつ!」
 さあ、いよいよ盆と正月らしくなってきました。
 そこで「仕方ない、これで遊んでいなさい」と言って私のタブレット端末を貸しました。
 しかしそんな小道具が通用するのは長男と次男のみ。生後三か月の四男は抱っこしていれば大人しいので、一番大変なのは三男。よく言われる魔の二歳児です。
 食べちらかす、どこでも寝そべる、怒ると噛んでくる、泣き叫ぶ、走る、転ぶ、そして意外に重い…。
 想像してください、そんな彼が新幹線内で全エネルギーを放出している様を。慌てふためく親の姿を!
 いやー、子どもたちが騒ぎ出したときは本当に周りの方に申し訳なく思っています。静かな電車旅に酔いしれたいと思っていた矢先に隣でどんちゃんやられたらそりゃ嫌ですよね…。本当に、本当に申し訳ございません!!!
 でも、慌てふためくことになることを親自身が完全に予想できていたにも関わらず、小さい子と電車に乗らなければならないことがあるんです。ですから、みなさん。電車に乗って大変そうな親子を見かけたら、どうか、どうか温かい目で見守ってやってください。
 ちなみに、子どもを連れて奮闘している私をみなさんが見かけたら、きっとこう思います。
 「誇張ではなく、本当に盆と正月だったんだ」
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2018年11月20日

子とともに ゆう&ゆう2017年1月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2017年1月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男5歳、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります。
 この冊子はおそらく12月中にお手元に届いているかと思いますが、あけましておめでとうございます。正月ネタにしたいので、もう一度あえて言います。あけましておめでとうございます。
 そう、お正月といえば、おうちでゴロゴロでしょう。そして家族でするものといえば双六の類。人生ゲームなどパーティ向けゲームをみんなでやるご家庭も多いのではないでしょうか。
 実は僕自身、いわゆるボードゲームが大好きです。以前に書いたとおり、そもそもインドア派なんです。ですから子どもたちとボードゲームをよくします。平日なんかは学校から帰ってきて食事やらお風呂やらが一通り終わると、子どもたちとボードゲームをします。そこで今回は子どもたちと遊ぶと楽しいボードゲームをいくつかご紹介したいと思います。
 まず一つ目は、「ネコとネズミの大レース」。これは、それぞれがネズミのコマを進めてたくさんチーズを集めた人が勝ちという実にシンプルなルールのボードゲーム。肝はネコのコマ。サイコロの出目によってはネコが進んでしまい、ネズミたちを後ろから追いかけてきます。先に進めば進むほどチーズがたくさん手に入るのですが、あんまり欲張るとチーズを手に入れる前にネコに追いつかれて食べられてしまいます。また、ネコは後半になると足が速くなるので、ハラハラ感が増します。基本的にサイコロの数が分かればできるので、5歳くらいの子どもから遊べますし、ハラハラドキドキがあるので大人でも楽しめます。ウチの子どもたちとやると、あまりにもハラハラしすぎてキャーキャー相当にうるさいのですが。
 次は「おばけだぞ〜」。これはコマを進めて先にゴールした人が勝ちという極めて単純なボードゲーム。ただし、ゲームを進めていくと自分のコマの上におばけのコマをかぶせられてしまい、自分のコマが見えなくなります。最終的には全部のコマにおばけがかぶさり、しかもコマとコマの入れ替えも途中でなんどもあって、どれが自分のコマかが分からなくなってきます。そしてゴールしたときにはじめておばけコマを外します。そこで出てきたコマの色が自分のものだったら自分の勝ち!誤って他の人のコマをゴールさせてしまわないよう、自分のコマがどこにあるのかしっかり覚えておくことが重要になります。ですから酔っぱらった状態でやると、子どもたちに必ず負けます。そういう意味では正月向きではないかもしれません。
 いつも子どもたちとボードゲームをしていて思うのは、テレビゲームとは違う楽しみがあるなあということ。ボードゲームの場合は、ルールの理解と会話が必要です。テレビゲームは基本的には決められたルールを逸脱することができませんが、ボードゲームはなんでもありです。ですからルールや判定について疑義が生じたときには、話し合いで解決しなくてはいけません。勝ちも負けもジャッジするのは自分たちなのです。その点において機械が勝ち負けを決めてくれるテレビゲームとは違った面白みがあるなあと感じています。まあ逆に言えば、家族でやれば兄弟ゲンカの種もたくさん含まれているということにほかなりませんが。
 そうです。つまり、親の仲裁力が試されるのです。「ケンカするならもう片付ける!」なんて言ったらある意味もう親の負け。あー、そう考えたら僕はいつも負けている…。
 さて、今回はボードゲーム紹介といつもと違った内容にしてみました。はっきり言っておきますが、子育てネタがなかったわけではありません。ましてや四男が生まれたから、兄たちのことがなおざりになっているなんてことは決して、決して、けっ、し、てありませんのであしからず。
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2018年11月08日

子とともに ゆう&ゆう2016年12月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年12月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男9歳、次男5歳、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります。
 妻が出産して入院している間、当然ですが父と子どもたちだけの生活になります。これまでのパパ育日記をご覧いただいている方であればお分かりだと思いますが、生活リズムは基本的には変わりません。子どもの送り迎えから食事作りやお風呂まで、出産前と同じです。さぞ得意満面で毎日を送ったと思われるでしょう。
 しかし、実際は違います。大人が一人しかいないということは、すべてを一人でやるということ。洗濯物もゴミ出しも普段は二人で協力し合ってやっている家事をすべて一人でこなさなければいけません・・・と思っていました。違うんです。一人じゃなかったんです。我が家には頼れる小学三年生がいたのです。
 ある日、長男が突然リビングに面している和室のパーテーションを締め切って、和室にこもり出しました。僕はなにをやってるんだ?と思いながら料理を作っていました。次男と三男はドタバタと遊んでいました。
 そして料理が完成して、ご飯できたぞーと言ってパーテーションを開けると、なんと、な、ん、と、長男がせっせと洗濯物を畳んでいるではないですか!お願いすらもしていないのに!きっと大変そうな顔をしていた僕をみて、察してくれたんでしょうね。こっそりやっている様はまるで鶴の恩返しの鶴のようでしたが、正直これはうれしかった。
 というわけで長男(ときには次男も)の力を借りて、妻の入院期間を切り抜けたのですが、本当に大変なのは退院後でした。
 何が大変って兄たちのいわゆる赤ちゃん返り・・・。三男、次男、そしてなんと長男までもがどことなく情緒不安定に。武闘派になる三男、トリッキーな行動に出る次男、女々しくなる長男。この三人がすべてのエネルギーを放出するものだから、兄弟ゲンカがもう絶えない。
 ちなみに、子どもが二人だとケンカの組み合わせはA-Bだけですが、三人になると、A-B、A-C、B-Cと3パターンに!そう、総当たり戦です。ちなみに四男もこの総当たり戦に加わるようになるとその組み合わせは・・・なんと6パターン!いや違う。1対2や1対3の戦いもある。あっ!しかも四人だと2試合同時進行とかも有りうる・・・。きゃー!想像するだけで恐ろしい!!
 閑話休題。
 さて、赤ちゃん返り的情緒不安定はしっかり受け止めてやるとして、兄弟ゲンカを収めるのが本当に大変。こっちを立てればあっちが立たず、あっちを立てればこっちが立たないなんていうのはしょっちゅう。本人たちから事情を聴いても食い違いばかりだし、ケンカ勃発の瞬間も目撃していないもんだからジャッジができない。
 いや、ジャッジなんてしようとするからいけないのかもしれません。親としてはどっちが悪いかを決めて叱った方が楽だけど、それだと大抵「アニキが悪い」ってジャッジになっちゃいそうですし。それに無理やり謝らせるのも違う気がするしなあ。
 うん、兄弟ゲンカの時は話をしっかり聞いてやることしかできないな。
 お、なんか原稿書いてたら、光明が見えてきた。でも2試合同時進行になると4人の話を同時に聞いてやらないといかんのか。おそ松くんのご両親、尊敬するわあ。
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2018年03月02日

子とともに ゆう&ゆう2016年11月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年11月号」に掲載された記事と同じ内容です。

 長男9歳(8月で9歳になりました)、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタな・・・と今回は始まりません。
 実は、なんと第四子が8月に誕生しました。待望の、待望の、た、い、ぼ、う、の男の子です。ですから、今後のコラムの巻頭は「長男9歳、次男5歳、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記」で始まりますので、どうぞよろしくお願いします。
 さて、今回は四男が生まれたということで、出産に立ち会った時のお話を。
 振り返れば第一子からずっと出産には立ち会っており、今回も出産に立ち会いました。陣痛が始まった深夜3時過ぎに病院へ行ったものの、陣痛の間隔がなかなか短くならず気付いたら外は白んでいました。「少し歩いて重力の力を借りましょう」との助産師さんのアドバイスから病院内を歩くことに。妻が「階段の方が効果がありそう」と言うので、二人で8階建ての病院の階段をひたすら上ったり下りたりしました。重いおなかを抱えながらの階段歩きは本当に大変そう。時折来る陣痛の際には階段だろうが廊下だろうが妻の腰をマッサージしました。
 お昼過ぎになってやっと陣痛の間隔が短くなってきました。強い陣痛の際はお尻を抑えると痛みが和らぐことは分かっていたので、妻のお尻を必死に抑えます。こんなに力強く抑えてもいいの?というくらいこれでもかこれでもかと抑えます。
そしていよいよ出産も間近という頃に助産師さんを呼びました。助産師さんが色々と準備をしている傍らで、自分は妻の腰やらお尻やらをひたすらマッサージ。助産師さんに「代わります」と言われて代わると、もう自分には見守ってやることしかできません。
 「はい、いきんで」「一回深呼吸して」「もう頭がほとんど見えてるよ」と色々と声をかけられながら、陣痛のタイミングに合わせて妻は渾身の力をこめていきみます。僕は妻の肩に手を添えながら、頑張れ頑張れと伝えます。
 「もう頭が出たからね」「もう少し」と助産師さんが言うと、ほどなく赤ちゃんの全身が出てきて、分娩室に大きな泣き声が響きました。
 その大きな泣き声を聞いたら、妻の頑張りと赤ちゃんの元気の良さに思わず涙がこぼれてしまいました。
 実は、長男から三男までどの子の出産のときも難産でした。長男のときには陣痛が始まってから生まれるまでに三日間もかかったほどです。出産のときの痛みと戦う苦悶の表情から、その痛みが想像を絶するものだということが分かりました。鼻の穴から西瓜なんていう比喩が過小評価に感じるほどに妻の形相はすごかった。ピッコロ大魔王が卵を産むシーンがかすんで見えるほどでした。そしてその反面、必死の思いで出産に挑む姿は、本当に美しかった。
 そうした大変な思いを経験しているのにも関わらず、四人も子どもを産んでくれた妻には感謝の言葉しかなく、そうした出産に立ち会った今までの思い出も相まって、思わず涙がこぼれてしまったのです。
 ところでこの原稿を書くにあたり、僕は妻に聞きました。
「出産って、実際のところどんな痛みなの?」
「うーん、のたうちまわる程の痛み」
 絶句。
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2018年02月14日

子とともに ゆう&ゆう2016年10月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年10月号」に掲載された記事と同じ内容です。

 長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!
 とある休日、妻が友人と会う約束があるということで、一人で子ども三人を見ることになりました。家でごろごろしているのが正直言うと一番楽なんですが、そんな鬱屈とした休日は嫌だ!ということで子ども三人連れて名古屋市科学館に行ってきました。
 車ですいーっと行っちゃうのもいいけれど、たまには電車でのんびり行くかと思ったのが不幸の始まりで。子育て経験のあるみなさんなら想像に難くないと思いますが、まあなんと寄り道の多いことか。虫を発見してはあっちへ行きこっちへ行き、なぜか小枝は必ず拾い、ときには「あ、今なんかおった」とか言って来た道をわざわざ戻ったり。まさに水前寺清子の三歩進んで二歩下がるを地で行くという。うん、あの歌は子育てソングだったんだな。
 とは言いながら、実は当然のことながらそうなることは想定内でして、基本的に子どもたちと出かけるときは目的地到着時間なんていうものをいちいち設定しないようにしています。そんなものを設定してしまった日にはノルマに追われる課長のごとく、「なあ、課の目標分かってるよね。どうしたら達成できるか分かるよね。おらおら早く行動せんかい!」とイライラしてしまうに決まっています。
 というわけで三歩進んで二歩とか四歩とか下がりながら、普通に歩けば10分の道のりを30分以上かかってなんとか駅に到着。ああ、やっと駅。
そして三男がベビーカーに乗っているのでエレベーターに乗ろうと思ったら、長男と次男のどっちがエレベーターのボタンを押すかで小競り合い。小学生よ、そんなに押したいか?しかしながら押したい欲求にかられた長男は身体能力の差をいかしてささっとボタンを押してしまう。そして次男が「うう、俺が押したかったのに」と嗚咽をもらす。ああ、よしよしとなだめて改札になんとか着くと今度は切符がいらない次男が切符が欲しいと言い出す。ん、気づいたら三男の靴が片方ない!なに?ベビーカーから降りたい?ええっ!?今!?となる、降ろしてみたら暴走、改札突破、やっぱり降ろすんじゃなかったとなる、等々ちょっとしたトラブルはまさに枚挙に暇がないほどでしたが、それでもなんとか科学館に到着。
 到着する頃にはもうお昼近くだったので、まずは腹ごしらえということで休憩スペースでお昼ごはんに。三男が再びベビーカーに座っていてくれたので今の内にと食べさせていると次男が「う、うんち〜」。ほっほう、ここでそうくるか。
 次男のトイレに付いていかないわけにはいかないので、長男に三男を託し急いでトイレへ。長男と次男が心配でトイレから出て休憩スペースを遠目でちらりと覗くと、今度は個室から「おとうさんいる?おとうさんいる?」と大声で聞いてくる次男に「いるよ!いるよ!」と言いながら慌てて個室前に戻る。心の中で頼む〜頼む〜次男のうんちよ早く出てきてくれ、と祈っていると「お父さん、出たー」との声が。お尻を拭いて急いでトイレを出て、さぞかし長男と三男が大変なことになっているだろうと思って席に戻ってみると、長男がしっかり三男の面倒をみてくれていました。
 いやー、小学生は頼りになるなあ。頼りになり過ぎて、オチにならないじゃないか。
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2017年10月31日

子とともに ゆう&ゆう2016年9月号

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年9月号」に掲載された記事と同じ内容です。
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 (長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!)
 早く書かないとキャンプシーズンが終わってしまうので、今回もキャンプネタを。
 先回、あえて山キャンプに行くと書きましたが、読者のみなさんの中には「海には行かないの?」と思われた方も中にはいらっしゃるかもしれせん。はい、ほとんど海には行きません。だって、海って人が多いし、入ると体がべたべたするし、日陰がないし、なによりも、しょっぱいじゃないですか。そんなの気にならない?いやいや、長男を初めて海に連れて行ったときに帰りの車の中で感想を聞いたらですね、「しょっぱかったね」と言われたほど、海のしょっぱさはインパクトが大きいんですよ。海というのは某アイドルの塩対応以上に塩対応なわけです。まあ海で遊んだ感想が味だったのには確かに驚きましたが。
 それに比べて川は、海ほど人が多くないですし、べたべたしないから泳いだ後にシャワーを浴びなくてもさっぱりだし、木も多くて日陰があって涼しいし、しょっぱくないし。
 そしてそんな塩対応にノックアウトされた長男は未だに海には行きたがらず、今ではもっぱら山キャンプばかりです。
 山キャンプってハードルが高そうに思えますが、行ってみるとそうでもありません。キャンプ道具をすべて持ち込もうと思うと確かに大変ですが、バンガローやコテージがあるところも多いですし、最近では寝袋やバーベキューセットの備品から大浴場まであるところも。そしてテント等を一度そろえてしまえば、一回あたりのコストもかなり抑えられ、一泊旅行がし放題になります。…となんだかキャンプ場やアウトドアショップの回し者みたいな書きぶりになってしまいましたが、やはりキャンプは楽しい。
 そういえば前回書いたとおり、僕は超雨男です。仲間たちが企画するイベントに僕が参加するとほぼ必ず雨が降ります。仲間たちからは雨男っぷりが神懸っていることから「干ばつ地域にいって奉仕してきなさい」と言われる始末。そんな雨男でもキャンプは楽しいっていうんだから、晴男、晴女にとってみたらキャンプなんて最高ですよ。
 子どもたちなんてキャンプに行けば、着替えたばかりなのに予備の靴ごと川にはまったり、焼き立てのおいしいローストチキンを地面に落としたり、テントの寝袋の中にお菓子をこぼしたり、開けたばかりの缶ビールをこぼしたり、服を着ている僕を水鉄砲で狙ってみたり、ポケットの中にダンゴムシをつっこんでみたり、石をやたらと綺麗にならべてみたり、山の中でもやっぱり兄弟ゲンカしたり、土砂降りの雨にわざわざ自分から打たれてみたり、長靴をバケツ代わりにしてみたりします。
 え?全然楽しそうじゃない?むしろ親が大変じゃないかって?いえいえ、全然。スーパーや飲食店なんかに連れて行くより、じっとさせなくてよい分ずっと楽。
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2017年10月27日

子とともに ゆう&ゆう2016年8月号

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年8月号」に掲載された記事と同じ内容です。
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 (長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!)
 もうすっかり夏ですねえ!夏といえばキャンプ!
 我が家では春過ぎくらいから頻繁に、山キャンプに行くようになります。現時点(5月下旬)で既に3回はキャンプに行っていますのでおそらく冊子がみなさんのお手元に届くころにはその倍は行っていることでしょう。
 最近知り合った友人家族からは「昔からアウトドアが好きだったんでしょう」とよく言われるのですが、実はアウトドアなんてほとんどしたことがなく、子どもが生まれる前は超が付くほどのインドア派、正直に言えばドラゴンクエストとファイナルファンタジーに明け暮れていました。その点、冒険は好きだったといえます。まあ、部屋の中にいながら完全に安全な環境の中での大冒険でしたが(ちなみに現在はうちにはテレビ、つまり受像機そのものがありません。なぜ?等、この話はまた機会があればいずれ書きます)。
 そんな人間がなぜ、アウトドアに目覚めたのか!?それは・・・なぜだ?と自分でも思い出せず、過去のメールなどを遡ってみたら分かりました。友人家族とキャンプに行こうという話になり、その企画運営をやる(やらされる)ことになったのがきっかけのようです。
 さて、キャンプに行かない人100人に行かない理由をたずねると98人が「設営が面倒くさい」と答えるとおり(筆者の想像)、キャンプは手間がかかります。車に荷物積んで、着いたら荷物を下して、サイトまで運んで、テント張って、タープ張って、テーブルや椅子を広げて、火を起こして、自宅のキッチンなんかよりずっと使い勝手の悪い中で調理して・・・。あー、書いていたら本当に面倒くさい気がしてきました。なんでわざわざこんな面倒くさいことをするために山の中に行かなくちゃいけないんだ!うん、そう思う人がいるのもごもっとも。
 でも確かに設営は面倒くさいと言えば面倒くさいのですが、やはり面倒くささ以上に得られるものが多いのも確か。
 まず子どもにとって自然の中で自由に遊ぶことって飽きたりすることがありません。家にいれば「ひま〜。たいくつ〜」を連呼する長男でもキャンプ場で暇だとか退屈だとか言っているのを聞いたことがありません。川で泳いだり、昆虫を探したり、長い枝を拾ったり(なぜか子どもは枝が好きだ)やることがたくさんあります。
 それから外で食べるごはんはなぜだか美味しい。ダッチオーブンを使った本格的なキャンプ料理はもちろんのこと、カップラーメンだって家で食べるのより数十倍は美味しくなります。飲み物だってそう。キャンプ場で飲むビールは第三のビールでもプレミアムビール並みに美味しくなるのです!本当に?・・・ほ、本当に。
 そして真っ暗になった夜のたき火タイムは格別です。たき火を見ながら他愛もない話をする。子どもたちもたき火を見るのは大好きでみんなが自然とたき火に集まってくる。
 ふと空に目をやると満点の星空が広がる・・・はずがそこにドサーッと大粒の雨。
 そうだった。僕は、超が付くほどのインドア派だった。それは僕が超雨男だったからかもしれない。
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2017年09月08日

子とともに ゆう&ゆう2016年7月号

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年7月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 (長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!)
 前回は料理を一緒にやることの楽しさについて語りました。今回はその続きです。
 さらに子どもたちを料理作りに思いっ切り惹きつけるのはなんといってもつまみ食い、じゃなくて味見。スプーン一杯の味見のはずが僕の知らないうちに小皿に入れてもりもり食べているところを見たときにはさすがにキムタクよろしく「ちょ、待てよ」と言いたくなりますが、やはりつまみ食いは楽しい。みんなより先に食べてしまうというほんの少しの背徳感というスパイス。
 そしてこの辺りで、一緒に料理やるのは良いんだけどねえ、とみなさんの心の声が聞こえてきました。
 そう!そうは言っても子どもたちに料理を手伝ってもらうのは大変です。何が大変って、しっちゃかめっちゃかになるのです。
 こぼす、ちらかす、飽きる、遊ぶ。そしてこの間なんかは長男と一緒にハンバーグ作っていたら、ハンバーグが空中を舞いました。いやね、空気抜きしていてキャッチを失敗してぴょーんと飛んでっちゃったらしいんですよ。なぜそうなる。
 …うむ、やっぱり時間的に余裕がないと難しいですね。時間がないときにハンバーグなんかが空を飛ぼうものなら・・・きゃー!想像しただけでゾッとする。でも子育てで一番大切なことって、やっぱり親自身がイライラしないことだと思うわけですよ。だったら手伝ってもらわない方がいいじゃない!と思われるかもしれませんが、前回から書いているように、料理は一緒にやりたい。じゃあどうすればいいか。
 僕自身は、子どもとはそういうものだ、と思うようにしています。理路整然と完璧な手順でやれるわけがない、最初から最後まで飽きずにやりきれるわけがない、と。そう思っていれば子どもが飽きてきても、「やめてもいいよ。お父さんがやるからさ」と言ってさらりと受け流せる。やらせようとすればするほど、こちらもイライラしちゃうし、子どもにとってもつまらない作業になってしまう。
 それからやっぱり手伝ってもらうときは、前述したように自身に時間的余裕があるとき。もしくは、一緒に料理をするために、その他の家事や仕事の段取りをしっかりとして、積極的に時間を作る。
 親のゆとりは子どものゆとりじゃないかなー、なんて思う今日この頃。
 でも辛抱強く一緒になってやっていると確実にスキルアップします。三年生になったばかりの長男は、結構な戦力になってきていて、サラダ作りなんかお願いするとぱぱーっと野菜切って盛り付けて、ドレッシングまで自分で作ってくれます。
 でも、仕事から帰ってきたら長男が家族の晩ごはんを作って待ってくれていたらなあ、とは思わない。だって自分で料理するのは楽しいもの。子どもに全部やらせるなんてもったいない。

posted by おすし at 12:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

ゆう&ゆう2016年6月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年6月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!
 我が家では、晩ごはんの支度は基本的に僕がしています。講演などでは会場がここで一瞬「えっ…」といった感じになります。
 そして、さあ、驚いてください。
 結婚してから今まで、妻の手料理はほとんど食べたことがありません。そして子どもたちはおふくろの味ならぬ、オヤジの味で育っています!
 ええーっ!!
 理由をよく問われるのですがその理由は実に単純で、得意な方が得意なことをする、それに尽きます。
 僕は料理が好きで得意、妻はあまり料理が好きでない。
 まあ、得意といってもそんな威張れるようなものを作っているわけではなく、好きこそものの上手なれ、やはり美味しいものを作りたいと思って作るのとそうでないのとでは出来は違いますよね。
 さて、そんな僕ですが料理はできるだけ子どもたちと作りたいと思っています。料理ができる男はモテる!だろう…という思いもなくはないのですが、やはり食というものは生物が生きていく上で最も重要なことでして、料理くらいできるようになって欲しいという思いがあります。
 我が家では幼児期から包丁を持たせるようにしています。まずはペティナイフできゅうりとかプチトマトとか比較的柔らかい野菜から。
 危ないと思われる人も多いかと思いますが、こちらが手を添えてやっていれば手を切ることはないし、やはり多少の怪我をして刃物の危険性を覚えていくものだと思っています。子ども用の安全性の高いはさみばかり使っていると普通のはさみで手を切るようになる。だから、多少の怪我は織り込み済みで包丁を持たせています。
 そして料理を一緒にしていると、食材にも興味が湧くようになります。
 野菜や魚の種類に関心を持ち、肉の種類や部位によって味わいが変わることを覚えます。そうすると味に興味が湧いてくるのです。つまり、美味いか不味いかだけだったものが、しょっぱい、酸っぱい、甘い、辛い、脂っぽい、あっさり、そして香りまで。
 ウチの子どもたちが好きなのは餃子やピザ作りです。餃子の餡や生地をこねるのは楽しい。そしてここでのポイントは、過程をすべて一緒にやることです。餃子の餡作りにしても、そこに一体どんな食材を入れるのかも見たり手伝ったりしてもらいます。何と何が混ざって餡ができるのかを見てもらうのです。作る前の素材を知っていると、完成した料理に感動が生まれます。あの野菜や肉が混ざって皮に包まれ焼かれるととこんなに美味しくなるのかと!!
 そう、ミスター味っ子で味皇が味に感動し過ぎて巨大化し大阪城を壊すのもなんとなく理解できるというわけです(古過ぎて知らない人はごめんなさい)。
posted by おすし at 12:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

パパ育日記2016年5月号!!

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年5月号」に掲載された記事と同じ内容です。

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 長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!
 今回は、男の子三人の父親であるという環境についてお話しします。
 子どものイベント(学校や保育園等の行事等)に積極的に関わっていると色々な人とお話しをする機会が多くなります。そして初対面の人との話のときには必ずと言っていいほど、「お子さんは何人いらっしゃるんですか?」なんて家族構成についての話題になります。そこで、ウチは男の子三人なんですよ、なんて話をした時の相手の反応がすごく面白い。
「それは大変ですね〜」
「すごい!私には無理!」
「(憐みの目で)・・・・うわぁ」
 時として憐みの目で見られてしまうという…。男の子を育てるのは大変という話をよく聞くけれど、いかんせん女の子を育てたことがないから実はその大変さがよく分かりません。ただ、確かに自宅に友人家族等を招いて食事などをしていると、女の子たちはおとなしく座って食べ、息子たちは一口食べてはあっちへ行き、戻ってきてはまた一口食べてそっちへ行きと終始落ち着きがないなとは思うし、普段でも毎日毎日「座って食べなさい」と言っています。でも、世の中にはおとなしく食べる男の子もいるしなあ。あ、ウチの子たちが落ち着きないだけか。でも落ち着きないのも個性、個性!…でいいのか?
 子どもを育てるのも三人目からは楽になるなんて聞きますが、あれ、嘘です。
 子どもを三人も育ててくれば確かに親の子育てレベルは上がっているけれど(良い塩梅に手を抜けるようになる)、それを上回るように下の子になればなるほど子どものやんちゃレベルも上がってくるのだ!
 例えば、食事の際に嫌なこと(好きな食べ物がないなど)があった場合の抗議行動として、長男は泣き叫ぶのみだったのが、次男は皿をひっくり返してこぼすようになり、三男ともなると食べ物が入った皿をつかんでぽーい。その瞬間、世界はスローモーションになり、宙を舞う皿を、うおーっと言いながらキャッチしようとするも間に合わず、アーレーと食べ物をばらまきながら絨毯の上に不時着。いやー、落ち着いてビールも飲めません。
 それからおもちゃも階段から投げ落としたりして引力の実験なんかして、投げちゃダメよ、と注意しつつ、こいつはきっと現代のニュートンになるのだなと自分を慰めてみたり。
 でもここまで色々と書いていて思ったのは、やっぱり一人目のときも、二人目のときも、三人になった今も、見事なくらいずっとばたばたしています。そしてそのばたばたを開き直って楽しむしかないんだよなあ。
posted by おすし at 14:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

パパ育日記201604号

※以下は愛知県教育振興会発行の「子とともに ゆう&ゆう2016年4月号」に掲載された記事と同じ内容です。

 長男8歳、次男5歳、三男2歳、男ばかりのドタバタなパパ育日記、始まります!
 保育園、学童へのお迎えは妻の方が帰宅が遅いので基本的に私が担当しています。このお迎えから帰宅までが実に大変。
 まず保育園に迎えに行ってから学童に向かうのですが、諸事情により保育園から学童まで車で20分かかるため、その道中で保育園での昼寝がなくなった次男が大抵寝てしまう。
 長男を迎えに行ったあと、場合によっては晩ごはんの買い出しにスーパーに寄るのですが、まず寝てしまった次男の取り扱いに困ります。起こすか?いや、起こしてぐずられるのも大変だ。じゃあ寝かせたままベビーカーに乗せるか?そうしたら2歳の三男はどうする?と頭の中で色々シミュレーションするのですが大体は「よし、次男は抱っこしてハイスピードショッピングだ!」ということになります。約20キロの幼児をかつぎ、次は三男。
もう三男は、ショッピングカートに乗ってもらうしか手段がありません。そのとき心で願うことはただ一つ。
「頼むからおとなしく座っててくれ」
初っ端からショッピングカートに乗るのを嫌がられると、そこで買い物は終了・・・。ですのでこの願いはドラゴンボールを七つ集めて叶えたいくらいかなり切実なものです。
無事座ってくれたとしても、いつ降りたいと言い出すか分からない。よし、今日はスーパーウルトラハイスピードショッピングで勝負だ、と思っていると長男が
「お父さん、おしっこ〜」
 なぬ〜。お、お父さんでも20キロはいつまでも抱っこしていられないぞ。よし、急いでおしっこしておいで、トイレはそこだ。ここで待っているから。
 そうして本当に猛ダッシュで買い物を済ませ(お菓子コーナー付近への接近を避けたのは言うまでもない)、なんとか自宅に到着。
 でも自宅に帰ってからも大変。保育園の荷物、自身の荷物、買い物、よちよちの三男、そして成長は嬉しいけれどやたらと重たくなった次男を家の中に運び込まなければなりません。もちろん、長男に手伝ってもらうのですが、車と家とを最低2回は行ったり来たりして搬入完了。
 家に入ってからも、暴れる怪獣たちを横目に晩ごはんの支度。晩ごはんの支度中にも色々と事件は発生していて「事件は現場で起きている」を実感しながら、なんとか晩ごはんができる頃に妻が帰宅して、ほっとする。
 子育ては力仕事ということを実感している毎日。読んでくれたお父さん、どうか早く帰ってあげてください。

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posted by おすし at 11:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

親の心、子知らず

家族のごはんを担っている者として大事にしていることが二つある。

一つは、できるだけ自分が説明できないものが入っているものを使って料理しないということ。
和えるだけ、炒めるだけのような調味料は使わない。ただ時間の都合もあって、鶏がらスープやカツオ出汁の粉末等は使っちゃうけど。

二つ目は、これが一番大事にしていることなんだけど、それはできるだけ毎日家族で食卓を囲むということ。子どもが小さいうちはご飯を食べさせるのも一苦労。大人一人ではなかなか落ち着いて食べられない。様々な食材をゆっくり味わって楽しく食事するためには家族全員で食べるのが一番。楽しい食卓こそが、料理にとって最高のスパイスになる。そして会話も弾んで家族のことがよく分かるようになる。

そんな僕のごはん理念に基づいて育ってきた長男。
先日授業参観に行ったら、子ども自身の似顔絵が教室の後ろに飾ってあってその横にはいくつかの自己紹介文が書いてあり、好きな食べ物の項目にはこう書いてあった。

「カップラーメン」

おい!
お父さん、いじけちゃうぞ!!!
posted by おすし at 14:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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