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長男9歳、次男5歳、三男2歳、四男0歳、男ばかりで毎日が盆と正月みたいにお祭り騒ぎで騒々しいパパ育日記、始まります。
妻が出産して入院している間、当然ですが父と子どもたちだけの生活になります。これまでのパパ育日記をご覧いただいている方であればお分かりだと思いますが、生活リズムは基本的には変わりません。子どもの送り迎えから食事作りやお風呂まで、出産前と同じです。さぞ得意満面で毎日を送ったと思われるでしょう。
しかし、実際は違います。大人が一人しかいないということは、すべてを一人でやるということ。洗濯物もゴミ出しも普段は二人で協力し合ってやっている家事をすべて一人でこなさなければいけません・・・と思っていました。違うんです。一人じゃなかったんです。我が家には頼れる小学三年生がいたのです。
ある日、長男が突然リビングに面している和室のパーテーションを締め切って、和室にこもり出しました。僕はなにをやってるんだ?と思いながら料理を作っていました。次男と三男はドタバタと遊んでいました。
そして料理が完成して、ご飯できたぞーと言ってパーテーションを開けると、なんと、な、ん、と、長男がせっせと洗濯物を畳んでいるではないですか!お願いすらもしていないのに!きっと大変そうな顔をしていた僕をみて、察してくれたんでしょうね。こっそりやっている様はまるで鶴の恩返しの鶴のようでしたが、正直これはうれしかった。
というわけで長男(ときには次男も)の力を借りて、妻の入院期間を切り抜けたのですが、本当に大変なのは退院後でした。
何が大変って兄たちのいわゆる赤ちゃん返り・・・。三男、次男、そしてなんと長男までもがどことなく情緒不安定に。武闘派になる三男、トリッキーな行動に出る次男、女々しくなる長男。この三人がすべてのエネルギーを放出するものだから、兄弟ゲンカがもう絶えない。
ちなみに、子どもが二人だとケンカの組み合わせはA-Bだけですが、三人になると、A-B、A-C、B-Cと3パターンに!そう、総当たり戦です。ちなみに四男もこの総当たり戦に加わるようになるとその組み合わせは・・・なんと6パターン!いや違う。1対2や1対3の戦いもある。あっ!しかも四人だと2試合同時進行とかも有りうる・・・。きゃー!想像するだけで恐ろしい!!
閑話休題。
さて、赤ちゃん返り的情緒不安定はしっかり受け止めてやるとして、兄弟ゲンカを収めるのが本当に大変。こっちを立てればあっちが立たず、あっちを立てればこっちが立たないなんていうのはしょっちゅう。本人たちから事情を聴いても食い違いばかりだし、ケンカ勃発の瞬間も目撃していないもんだからジャッジができない。
いや、ジャッジなんてしようとするからいけないのかもしれません。親としてはどっちが悪いかを決めて叱った方が楽だけど、それだと大抵「アニキが悪い」ってジャッジになっちゃいそうですし。それに無理やり謝らせるのも違う気がするしなあ。
うん、兄弟ゲンカの時は話をしっかり聞いてやることしかできないな。
お、なんか原稿書いてたら、光明が見えてきた。でも2試合同時進行になると4人の話を同時に聞いてやらないといかんのか。おそ松くんのご両親、尊敬するわあ。